中国あれこれ発見記
第3話

中国では「食」に関しては大変に重要視され,仕事の上でもこれを軽視できません。
食事時間にi忙しいから、「飯なし」で仕事を続ける等の日本式ビジネスは大変嫌われます。食生活も文化なんです。目線の違いで
「げてもの」呼ばわりされるが、ヘビとか、カエル、この程度は上品の無類に入る。 結構美味しいもんです。ハイ。 犬、虫、猿の脳みそ、爬虫類になるといささか、おそろいしーい感じで、さすがに私もギブアップだが・・(・.・;) 。

アジアでは食材に香辛料や香菜が多く使われ、臭いも大変強く出る。これが鼻について食べられないと言う人が沢山いるのもうなずける。しかし、挑戦し、その
土地の食材を積極的に受け入れる事で、より旅の面白さがも倍増するのだが・・・しかし、これは・・・(*.*~~さて、ビールは冷たくして飲むものと我々思っているが、街中のお店で注文すると、間違いなく生ぬるい常温のビールが出て来る。 中国ではこれが普通なのです。

 理由??冷蔵庫が家庭に普及していない? 冷たい物には日本人ほど胃腸が丈夫でない・・?とも言うがよく分からない。
味も悪くない、缶ビールは30円程度で飲める。あまり、知られていないが生産量は世界一なのだ。





香港市内では、運転手と客席の境に鉄格子は無いが、香港を一歩中国側へ出ると、様子はガラリと変わる。鉄格子の柵で運転手と客席の境は仕切られ更に奥地に入ると、助手席も仕切られ、3ルームなのだ。まさに、動物園の檻の中に全員が納まっているような状態である。 ステンレスのパイプで不恰好で頑丈な格子に、網目格子板魔で張ってある。 実に物々しいい。物騒なやからが多い証明でもある。 私から見ると運転手の方が物騒に見えるのだが・・・。彼らは、お客を信用していないのです。客も運転手を信用していない(^^ゞ お金の支払いは、網格子の隙間からやり取りする

車は日本製も多い、トヨタ、ホンダ日産、いすず。タクシーは、古いワーゲン、ベンツなどが多い。乾燥しているせいか、埃っぽく、たいていの車はボデーに傷や、擦り傷に、薄汚れたシートと埃、内装部品2、3個は壊れたまま、ついでに、いつ洗車したのか洗車しても汚いのか、小奇麗とはお世辞にも言えない。信号はあるが、市街地になれば成るほど、どこまでルールーを守っているのかよく分からない走り方をする。観光客などのよそ者は、横断歩道の歩行は要注意。ぼやとしていると、轢かれてしまう。(^^

最近政府の指導が厳しくなり、運賃メーターを付けているが
、「壊れている」とか、「幾らで行く」とか、適当にお客を見て使い分けている様子である。運賃は安い、40km走っても¥1100位。夜間の走行は、「ヒジョーに怖い!」神風”以上の怖さまさにジェットコースターに乗っているほどのスリリング。頼みもしないのに猛スピード?!おい、おい、「ワシそんなに急いでないヨーぅ」、と、ビビってしまう。 思わず、足に「ぐぐーっ」と力が入って、床を踏ん張ってしまうのだ (・.・;) 。

なぜって、道は暗い、(インフラの遅れ、つまり、電力不足と設備不足)、対向車はトップライトで、下目ライトなどの遠慮はしない。交差点も同様、人、自転車、耕運機まがいの運搬車、ごちゃごちゃの中、なぜに飛ばすか急いで次の客を拾らうためなのか?、 それほど乗客はいないのに・・・、アホ〜・・怖いがなー・・・。


車は右側通行。道路はすべて車優先だが、通勤ラッシュ時に自転車の数が多く、各所で渋滞がおきている。自転車は夜、無灯火は常識。 タクシー車の手入れはよくない。おまけに車検制度は無い。運転手は運転できるが、基本的な車の取り扱い知識はいまいち。高速道路を介して遠距離を走る私のタクシー選択は、料金もさることながら、まずタイヤの状態を見て決めた。 

ブンブン飛ばすタイヤがツルツルでは、どこで命落すか分からないからだ。高速道路はそれなりに高架に成ってはいるが、地震が来ると簡単に壊れるであろうと我々でも分かる代物。 乗り込んだ古いワーゲン車、20分ほど走った。高速道路上でなにやらスピードが落ちた感じ..ん?と思ったらやにわに、Y字路のVの中央で止まったのだ。  おい、おい、こんな所に止まんなよ
「怖ぇ〜よ」。「後ろ、見ろよ」 ビュン、ビュン走る道路上でオーバーヒートとは...。
しばしして発車した、が...しかし。 7,8分後またもストップ。でしょう!でしょう!? 
オーバーヒートして、すぐに発車して100km/h近くで、また走るかぁ〜?アーン? またしても高速道路上で止まる。 お客さんは怖いんだ
よ、分かってる?あんた!?
 ボンネンットを空けて覗く運転手、???。 どうやら、ラジエーターのゴムホースの劣化による水漏れが原因らしい。 ホースの亀裂から水漏れを指摘して説明すると、いきなり「そうか、分かった!」と、加熱したラジエーターキャップを空けようとする。よ、よせ! 蒸気が吹き出るぞ! そーっとやれ。 そーっと。 (・.・;) しかし、 肝心の補給の水がない!しょがないので持参のミネラル・ウォーターを、シブシブ提供する。とにかく、この場を脱出せねばとの思い一心で
3回目の停止に至ると、車内にゴムくさい臭いしてくる有様。最後のミネラル・ウォーターを提供する羽目に・・。なんと贅沢な車よ。高い水飲みおって...。でも、ミネラル・ウォーターの成分はカルシュウムも含有しており、決して車にはよくない水の筈だが・・・。もう、知るか・・・とふてくされる。こんな物騒な車、早く降りたほうが勝ちだ。だが、しかし、目的地に着いたら、料金はキッチリ取られた。ミ、ミネラルウォーター返せ!。タクシーの内部はかなり使い込んであるので小綺麗とは言えないスピードメーターが壊れてたり、ラジオのボタンがなかったり、受信状態の悪い無線機に大声で喋り掛ける運転手と、ま、書いたらきりが無いくらい一事が万事こんな具合
国土はとてつもなく広く、鉄道が縦横に細かく走っている訳でもない。主な交通機関はバスである。このバスにも、多種のタイプがあり上級、並級とあり、路線バス乗車料金に差がある。しかし、バス停で降りても目的地までは、まだ遠ぉーいのだ。国土が広いのは不便じゃ。 庶民が一般のタクシーに気軽に乗るのには、少々まだ高い。バスは路線だけを足にすると、バス停から更に30分間ほど歩く等は驚く事でもない。中国の一般道路は幅に余裕があり、狭い日本の道路事情とは、ちょっと違い、片側、2、3、車線などざら、広い上に一直線の道路が、あちら、こちらで見ることができる。但し、裏道になると様子が、がらりと変わり、うねうね、ガタガタ、未舗装、何でもあり。

道の見本オンパレード昔の日本の田舎道のようなのも、目白押しだ。土地は昔から政府が管理していたためか、今でも、道路計画ができると、文句なしに道路は、家があろうと、無かろうと、関係なしに建設が進行する。 私が行った香港から100kmはなれた中国本土ハ、赤土でひどく固く、痩せていて、農業には苦労するであろう土地と、ライチィーの果樹園が多く見られ、木々はみな背は低く、数10年も掛け、丹精して畑にしたであろう場所を、急激な経済の嵐が吹き付けるが如くブルドーザーが無造作にひと掻きして、元の赤土を露出させ、

工場用地に変わって行く様を沢山見てきた。大地はレンガ色した土地で、レンガを積み重ねた家が昔から家屋に利用されているのをこれで納得。 すぐにでも、建築材料が手に入るような気がする。しとしとと、振る雨は少なく、にわか雨スタイルの雨が多いようで、全体に埃っぽい雰囲気。なんとなく、のどが痛くなるような気分になる。
役人が地図に「サーット」線引いた通りに、道路計画は実行されるようで、計画上に在る、建物や、障害物は、立ち退きが整然と行われ強引に開始されている。道路ができると、沿道に工場や商店、居住タウンが誕生し、刻々と街の様相が変化し、拡大したり、変化している中国の姿なのだ。 そのため、
地図がすぐ古くなってしまう
中国にカーナビはあるのか?
中国ではカーナビは更新を3ヶ月単位で行なわないと、きっと、先の事情から使えない事ことだろう。(実際に市場には商品が無い)
したがって、何か新興地の工場や、居住地を探すのは大変なのだ。
タクシーの運転手は長距離を運転をいとも簡単にするが、さすがに目的地の町の細かいところは分からない。勢い、聞きながら走るわけだが、ここで活躍するのが地元のバイクタクシーだ。50ccから125cc程度のオートバイにまたがり、胸に番号の入った、黄
色いゼッケンを着けた連中がいる。レースやっている様にも見えるが、ゼッケンも薄汚れてとても小奇麗とは言いがたい。ヘルメットの着用はまちまち。最近は、政府の指導で登録制になっているそだ。つまり、これが証のゼッケンNOでい、わゆるカー・ナンバーみたいなもんです。
値段は一回5元(75円)程度で、遠距離は交渉しだい。
私達のように道が分からなくなった車の場合、彼らに先導させて後を追いかけて連れて行ってもらうわけでだ。「この町の、この会社の」場所を知っているか? 「ああ知ってる」、じゃあ雇うから「頼む」と言うと「俺について来い」と案内されて近くまで行くと、パタリと止まり「俺はここまでしか知らん」後は探せ。「近くにあるはず、金を払ってくれ」とちゃっかり請求される。おい、おい、「お前、さっき知ってるって言ったじゃないか」と問い詰めても「言った通り、案内したから払え」の一点張り、
払うと、さっさと行ってしまい、私達は置いてきぼり。とにかく、お金をせしめることは、彼らの方が役者が上。次のバイク・タクシーが走ってるのを捕まえるか、聞きまわって探すしか手は無いのである。道を聞いても、顔色見て「知らん」と嘯き、お金払うと知ってって、「教え」る。こんな感じの、ちゃっかり者と、素朴で親切者と、2者がいる。



<でっかいビジネスビックチャンスが眠ている??>
さて、視点を変えて化粧品の話だ。化粧品は何気なく、お使いでしょうけど、中国の事情はどうなのか、ついでにお話ししょう。香港の女性は本土と比べると、どことなくこざっぱりとしていて、時に綺麗な女性を発見することも珍しくない。経済が猛烈な勢いで成長してるとは言え、国民所得はまだ低いのだ。 化粧品はまだ「贅沢品で,メイクする習慣は少ない。 しかし、テレビで綺麗な女優や、タレントが毎日のように画面で化粧品CMを流している「美しくありたい」この女心の心理に火が着く日は近い。さすがに香港では化粧品の数も豊富で、メイクは普及してるが、中国本土では、口紅をさしている人さえも少ないのだ。

さて、日本女性の貴女に質問、
「街をノーメイクで歩けますか?」 いやーん恥ずかしい、と言うのが常識でしょう(^^ゞ 。 だが、あちらではノーメイクが普通なのだ。工場で働く年頃の若き女性達、彼女たち、ワーカーの実質手取り月給6000〜10000円のなかから、2〜4千円する化粧品を買える状況はとてもありません。彼女達は仕送りをする人も数多く居ます。まさに、高値の花です。資生堂、コーセイ、カネボウ..日本製は憧れの商品なのです。当地カラオケ(あちらのクラブにあたる)の女の子にバックを見せてもらいました。化粧品は、眉墨と、ファンデーションのコンパクトケースが入っていました。それも、少し、くたびれた物で、蓋を開けると、鏡だけ。あるはずの、ファンデーションのかけらも、パフも、ずーっと前になくなったであろう事を思わせるに十分なものだった。アルミのくぼみをパックりと見せるコンパクトを彼女は大事にバックにしまいながら、 口紅は、お店の物を利用していると言っていた。普段は化粧はしていないけど、出来れば自分の化粧道具を多くは、いらないけど持ってみたい。 と言っていた。彼女は22才、我が家の小娘と同じ年齢、実にけなげな、ホステスなのです。今の日本の中学生でさえ、高級外国製の化粧品を束ねるほど持っている事を重ねあわすと、オジサンは、非常に複雑な思をするのであった。

中国の人口は13億とも15億とも言われ(正確な国政調査が出来ていない)その半分は女性です。コスメティックの世界は、大変、大きな商売のビックチャンスが眠っているわけです。アフリカに靴の市場開発のリサーチに行った調査員が「アフリカは皆、裸足で靴を履く習慣が無く、靴は売れない」と言う人と、「皆、裸足で靴の市場は大きい」と報告す人がいる? 
貴方ならどう判断しますか?同じものを見ても、物の見方は、これだけの差が出ます。感性は本当に大事なことなんですよ〜。 中国のメディアは、すざましい勢いで成長しています。TVでは化粧品でもCMががんがん流れ、奇麗なタレントがこれ見よがしに化粧品を誇示しています。 女性心理として刺激されないわけには行かないでしょう。化粧品は今後、需要は大きく伸びるでしょう。ものすごい人口の中国、大金持ちになれるビジネスチャンスが寝ているとも言えます。

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