中国あれこれ発見記
第4話


公安のサイドカー

中国国内航空
海外に出ますと、必ずあるのが、出国と同時に海外旅行者には種々の手続きが必要だ。日本での出国の際のパスポート審査の他、機内での訪問国の入国カード記入,手荷物申請書、訪問国のビサ証(中国は03年より不要となった)や、 到着すると早速、入国審査のチェックに、長い列が待っている。 悪い事していないのに、何となく緊張する一瞬。
男性の審査官に混ざり、女性の審査官等も1、2人。 毎日やっているのに、ムツカシイ顔して単調な作業を、いかにも勿体つけてスタンプを押す。 中国でも同じだ。 全く、ニコリともしない。 チラリとこちらを見て、スタンプを押す。それが済むと、無造作にパスポートを「ポイ」と投げるように渡すのです。 なんと、 「ぶ,無礼なやつ...。」と思いながらも、無事通過した事で、ちょとホットして今のことを許してしまうのだ (^^ゞ。
 
こんな行為は中国国内でも、いろんなケースで見れる。 むしろ頻繁のようにあるのだ。日本でのサービスや,接客対応の良さに慣れている私達が、当たり前と思っている方がおかしいのかもしれない。 だが、彼らに悪気は決して無いのだ。



「接客・サービスの実態は?」
習慣の違いや、考え方の違いにあるところが多い。、歴史的には開放経済が始まってまだ浅く、消費者からの視点や考え方はまだ育っていないのだ。 顧客満足度や,消費者は神様等といった考え方には、かなりの距離があると思える。 例えば街の百貨店で、ショウーケースの後ろの棚のものを服務員に見せてくれるように頼むと、 
何が不満なのか,不機嫌そうに出してくれるものの,手渡すでもなく、こちらに無造作に放り投げる。  更には他の服務員と話に夢中で、お客には、我、関せず (〃σOσ)ノ コラァ〜 。

お金を払っても、「毎度、おおきに・」?とも言わず、つり銭も放り投げる。サービスなんて全く気にしない。お上からの「物資を配給する」「有る物を買う」といった、長い物流の体制から脱却したばかりだ。 過去は服務員は全て公務員の世界だった事を思えば少し理解ができるが、時勢は大きく変わっても、速度に付いていけてない部分もまだ多いのだ。 全ての個所で、何処でもそうかと言えばそうでもないが 意外とこんな光景にぶつかることも、珍しくない。

急速な経済政策は、まだサービスまでは行き届ききらないのです。但し、香港は別格です。英国統治時代の歴史も古く、しっかりと経済の仕組みに鍛えられた華僑の商売上手さが覗えます。


本場「足もみマッサージ」中国5千年の長い歴史の中を伝承してきた素晴らしい民間療法です。足のツボをもむことで血液循環が良くなり老廃物が体外に排泄されやすくなったり、内臓や脳の活性化に刺激を与え改善されるそうだ。肩こり、目や、頭のリフレッシュにも顕著で、いかに、くすぐったがり屋の”ゲラコ” であっても、決して心配ない。ちゃんとした店では、若い人でも、マインスター制度のようなものがあり、指導所(日本で言う専門学校)で、何級かの資格級があって、これを取得してないと勤められないと言う。

マッサージ師は18〜30歳くらいの男女で、お客のチップも副収入としてあり、当然ながら他の職より実入りの良い収入を得る事が出来るので希望者は大変多い。しかし、みよう見真似で覚えた速成の者もいないわけではない。3星クラスのホテルには概ね「
足もみマッサージ」ルームがある。 ちなみに、料金は約400円/90分、激安です!。前者は健常者だが、全盲協会のマッサージ師も当然いるが、値段の差は無いようだ。日本じゃ気楽に何度もは行には30分で、3〜5000円だと、月に一回程度が関の山で、高くて行けない。せいぜい、家電量販店に並ぶマッサージ器に、買うような素振りして15分タダで揉んでもらって喜ぶほかはないのだ。(^^  写真は、屈託のない彼女達。
Trouble(旅のトラブル)









「旅先の水は、本当に危ないのか?」中国は、水は何処に行っても生水は駄目だ。ホテルでも水道の水は当然飲料には出適さない。風呂の水は、蛇口の温水に、ン?何か臭う?!、そう、ため池の水でも沸かしたようなタンクの匂臭がする。蛇口から湯気に乗せて香ってくる。 錆臭と言うか、かび臭いような妙な匂いだ。 上海、杭州、広州、香港と、あまり、これには差は無い様に感じた。

我々旅行者はもっぱら飲料にはミネラルウオーターしかない。 今回の旅は仕事もあり、経験から、「水」への警戒心は十分で、万全の構えを取った積りが、気の緩みか、香港で失敗してしまった。 中国本土では連日のウエルカムランチと、ディナーで、油たっぷり、ごってりのボリュウームに、さすがに胃袋も降参状態だった。 帰国前日に、香港夜景を見るミニ・ツアーを確保し、夕方、マクドナルドの軽食で済ませることにした。 ここならまず安心。 標準どうり「世界共通のマニアル」によって香港でも日本でも同じみのメニューがでてくる。 20HK$(\17/1HK$)でマック&コーラーシェイク、フライドポテトの3点セットが食べられる。

私は、3点セットを頼み、何のためらいも無く、パクついた。いつものマックに満足!。軽く食事を済ませ、有名なビクトリアピークにケイブルカーで登り、香港の夜景を楽しみ、更に、派手なネオンに浮かぶ海上レストランの写真をバチバチ撮っり、深夜までごった返す女人街のマーッケトへ買い物にと、0時半頃まで精力的に一人、ウロチョロ。 ホテルに帰るとさすがにくたびれて、ビールを飲んでベッドで爆睡。 ガ!
と、突然! 午前2時。 パチリと目がさめる?!。「ゴロ〜ゴロ!キューン!!」、お腹とお尻に「雷」の到来で〜す!!お腹のオーケストラ開始!?。アエ〜、な、なに!? なんだぁ−、これは?突然とやって来ました。 1時間おきにトイレ直行。 明日は10時30分に飛行機で帰国の予定なのに・・・。朝まで4回、用意の下痢止めを飲みましたが収まりません。オー・マイガット! 緊急事態発生! コレラ?!ガーン!
う・ウソー・・・(σ。σ;A)゛アセ・アセ・・

これから起こる帰国作業の難問が頭に浮かぶ・・・
@空港まではノン・ストップのバスで1時間を要する。Aホテルのチェックアウトに、バス乗車までの待ち時間、B空港で、出国審査と、ゲートまでの空港移動(香港新空港は空港カウンターからゲートまでかなりの距離がある)C更にはお土産の調達時間も必要、D飛行機に乗って成田まで5時間掛かる。拝読の諸君 お分かりですか?。大変な事態です。行動の範囲に「トイレ」が有るか、無いか、が大変重要なポイント!です。 敵」はいつ、なん時にも襲ってくるやも知れないからです。

買い物してても常に「トイレ、OKか?、トイレ.・トイレは近くにあるか?」と落ち着かないのだ。  幸いな事に、1時間の延発で、空港で待ち合わせ時間の間に事態は急速に回復の兆しを見せた。 成田までにはすっかり回復基調、楽しみの機内食は無理だったが、やけくそでビールを飲めるまでになっていた。 さて、いったい原因は何であったのでしょうか?あの「マック」は、マニアル通りの作り方で、安心のはず? 答えは「氷」です。コーラーシェイクに入ったサービスの氷がいけなかったのです。すばやく飲むか,上澄みだけ飲み干すかが正解。 ちんたら、してると、どんどん氷が解けて、悪い氷水が解けて増える。これを飲むと前者のようになるのです。サービスの氷までが、ミネラルウオーターであるとは限らないのです。
仮に「ミネラルウオーター」であっても、中国本土では、きちんとしたメーカー品以外はポットに入れて沸かし飲むほどの慎重さがあっても良いだ。 この事例は、東南アジア全般、信頼できる高級レストラン以外では警戒すべき共通のキー・ワードとして心ずべきかもしれない。

越境審査のゲートの混雑

九広鉄道(香港−羅湖)
「旅先の盗難」中国本土からイミグレーションのゲートを3度通り、ゲートごとの出入国審査の人ごみに~開放され、やっと香港の地下鉄に乗り、やれやれと腰に手を当てると、「やや!!」「デ、デジカメが無い!」す、すられました! 金5.5万円の損害。1年も使ってないのに、運の悪さは最高調!。 くやし〜い!。ベルトに固定した筈がケースのマジックテープの蓋から見事にスリ取られた・・・。どの行程で盗られたのか全然分からない??
泣く泣く、翌日からは、現地調達の使い捨てカメラとあいなった。しかし、その反動で,インド人系の店で、けちって、安物フイルムカメラを買ったのも失敗。 ASA400なのに現像すると非常に画質が悪く、粗悪品の見本のような代物。レンズが曇ったようなカスレ写真ばかり・・・。プリント代まで損をしてしまった。
カメラは幸い、保険が効いたので、2台目のデジカメを買い、次からはストラップで首からぶら下げて防御する事となった。 中国で爆発的に流行っている携帯電話も、腰からの盗難被害が多いと後で聞いて納得。 それを、早く言えチューの!
教訓:人込みの中での行動は常に全身に「警戒注意報」を発令する事。保険はありがたい。
「世界に通じる日本語とは?」知られざる国際語の日本語??外国人に有名な、東京の有名な繁華街として、Tokyoは「シンジュク」「ロッポンギ」、「アサクサ」は知名度抜群のようだ。それに「シャチョウ」、「スケベ」、「カラオケ」は、ご承知のようにすでに立派な国際語となっており、日本を代表するインターナショナルの輸出語です。世界中の何処でも通用します“φ(σ_σ*)゛ メモメモ。 凄いですね。 誰が流行らしたのでしょうか。 全てこれ、日本の「勤勉な中高年男性」であると、チマタではもっぱらの話。


<服装のあれこれ>いかに中国とは言え,今どき自民服人を着ている人をみる事は少ない。服装は制限無く何でもありだ。厚底サンダルに、るーずソックス以外の大抵のものは目にする。ミニスカートもある。 しかし、さすがに少ない。 香港→経済特区→中国本土の順番で、服装が地味になり、おしゃれが減って行く。 ある工場で見かけた光景で、背広姿にネクタイ着けて、工場で油仕事の機械作業をしている数人を見かけた。 重大なトラブルで、応援に駆けつけた工場の「職長」か、責任者か?と思いきや、(σ_σ)...ン?単なる作業員?!。背広は「フォーマルで正装」もの、は我々の感覚。 彼等は、単なる服と変わらないのだ。 その証拠に、袖に口にメーカー表示の白い布帯タックが着いたままなのだ。 ギョえぇ〜!笑いましたねー。 これ、普通着る前に取るけどねーエ。 これも飾り、アクセントの一部なのだ(^^ゞ。
「クリスマス商戦だってあるのだ」あちらでは、クリスマスも やはりセールスの盛り上げ行事として受け入れられているようで、昔の中国では考えられない事だが,商店や、ホテル、街並みにも、赤いサンタの服装した従業員がうろちょろ。 面白い事に、12/30になっても、クリスマスが済んだ事を、知ってか、知らずか、相変わらず、同じリズムでサンタの服装したまんま商売は新年まで続行するのだ。彼等はそれ程、気にしていない処が面白い。

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