中国あれこれ発見記
第2話


 
今、「中国は世界の製造工場」と言われるまでになっている。もはや中国なくて、豊かな生活を
確保できないと思えるほど、密接な関係が出来始めているのです。食料、日用雑貨、電気、繊
維、加工部品、工業材料あらゆる物資が中国から日本に入って来ています。家庭電器用品の
TV、ラジオ、VTR、家具、部屋の隅々見渡すと「MEID IN CHINA」が一杯あります。これほど経
済に、密接に関わってきているのです。


中国は広い!。あらため大陸国家を肌で実感しました。人、人、人、労働力は豊富です。
人々は都会、都会へと職を求めて集まります。技能を特別に持たない普通の人たちの労働者
の月の賃金は4000〜6000円技術者で10000〜、特殊専門職20000〜円程度です。

労働は8時間/日、但し2時間くらいは当たり前に残業をしたがります。会社で安定して月給をも
らえるように成るには中国ではそれほど楽ではありません。工場勤務の多くは会社の宿舎住
まいで、1部屋6畳くらいの広さに、5、6人位が多段ベットの生活と言うのが普通なのです。
 



 
特に印象的なのは経済特別区域として第二国境となる「深せんー香港」間の越境は週末や
時間多では大変混みあい、旧正月などの節目は大混乱の人並みで、2.5時間も通過に掛った。
審査は厳しく本土から香港側への流入には特にうるさく、通関所はビッシリの人々で、手も動
かせないほどの混み様で、手荷物と、人いきれで苦しいほどである。年寄り、子供にはかなり過
酷な現場・・。
写真は香港へ鉄道で向かう為「経済特区」側の、越境審査のゲート付近の混雑
振り。川に掛かる上下のブリッジに、ビッシリの人、人・・・の渦。 こんな事も、さほど珍しくも無
いのだ。中段の写真はバスで中国側へ入境する人達の越境審査のゲート、更に「経済特区
から中国本土側へ出入り
する越境審査のゲートも当然あるのだ
NHKドラマで「大地の子」が放映され、中国語の情感あふれる表現、発音をはじめて知り、魅
力を感じた方も多かろう。 しかーし!!現地で聞く、レストランの喧しいこと、うるさい事。
ご多分に漏れず、携帯電話は中国でも爆発流行中で、その会話のやかましいこと。
電車、ホテル、レストラン、車どこでも、めかんばかりの大声。礼儀ちゅうもの知らんのか〜ぁ?

あの情感のある音律は、どこに行ったら聞けるのであろうか。ぜーんぜん、イメージ違う。 
「や、やかましいワイ!」静かにしろー!「飯食うときくらい黙っとれー!」と言いたくなる。
感じることは、日本人は礼儀正しく、規律正しいと言いますね。例えば「何曜日には、何のゴミの捨
てる日で、こんな袋で、この場所に出しましょう」、「何月何日は定期清掃日です、何時からやりま
しょう」よくある、光景です。 これらの事は、彼らには決して出来ない。 誰として、「俺は」、「私は」
で、我、関んせず。知った事ではないのだ。摂理の組立て感が違うといったらよかろうか・・。
私、食べる人、貴方作る人。道路は、市の清掃人の仕事。 実にドライな習慣、自分の店前でもゴ
ミをへチャラで捨てる感情には、いささか、ついてゆけない。
 左写真は町中で見かけたのノスタル
ジックな
三輪トラック。



 
海外旅行して、食文化の違いを楽しむのは旅の味わいの第一歩と言われます。先ず、「食事」か
ら紹介しよう。 外に出て、らためて日本食が本当にバランスが取れてて素晴らしいと感じる。
「絵」で例えると、「水彩画」であろう。 優美にも、あでやかにも、また繊細で、いろいろと味わい
を、体に負担をかけることなく、食することができる。 実にバランスのよい、素晴らしい料理だと
感じる時でもある。

しかし、数では中華料理にはかなわない。料理のベースは油が主になることが多く、野菜の炒め、
料理の下ごしらえの主役、あるいは脇役にと、油が演じるところが多くある。 旅行1,2日目は
文句なしに、興味の塊。 何でも手当たり次第に食べまくり、鴨に、鶏、鳩に、亀に蛙、ウサギに、
蛇にトカゲ、なまずに鯛と、海、池、空、陸、のあらゆる食材がある。
生簀に、網み籠にと、これ見よがしに、生きた食材を お客に見やすいように陳列し、お客は、
それをチョイス。お客は料理の方法を指示してテーブルに運ばせるのだ。 
彼らの食材は事足り
ることを知らない。 恐るべしである。 北京ダックも食い飽きるほど食べた。すごく満足するのはこ
の辺まで。だがしかし、4,5日目にして、「ウッ」と来る油のひつこさに、段々、箸が進まなる。青々
した野菜炒めも、キラリと油がじっとり、鍋料理もあるが黙っていると、ごま油を鍋に入れ始める
有様...オー・マイ・ガット!
 右下の写真は おかしら付きの「鳩」料理料理
  

彼らは朝からガンガンに食べる、たべる...。中国料理は幅が広い、四川料理、北京料理、広東
料理、飲茶に、台湾料理や、なに料理かわからんものまで沢山ある。 朝、ホテルで出る、お粥が
ひどく、いとおしく思えるようになるのはもはや、時間の問題・・・。 高級ホテルになると、バイキン
グで、おにぎり、味噌汁、のり、たくあん梅干、などの日本人食が並ぶ。 ヨーロッパでも同様にあ
る。私は、海外では目もくれないが、こうなるともはや、「降参」。恐れ入りました(+。+)アチャー。

中国の経済発展は今、世界で一番と言っていいくらいの発展途上真っ只中。
当然、ひずみが出ており、公害しかり、
環境しかり貧富しかり、バリットした道並みの、街並の店そ
ばに、山と積もったゴミ、 大きなフロアの立派なオフイスのパソコンが、手垢で薄汚く汚れていても
平気な事務員。 タクシーの中は世相を反映してか、運転手席は鉄格子で囲い、客からの防備がさ
れている。鼻からお客は信用していない。物騒なやからもいるのだ。 そのくせ、計算高く、すきあら
吹っかけて、ちょろまかす運転手。中国本土では気を許せないのが、いまの中国。

右上写真は北京ダックのヌードと、チョッと書きたくない食材もある肉屋さん(下)

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